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斉木楠雄のΨ難』(さいきくすおのサイなん)は、麻生周一による日本漫画。略称は「斉Ψ(さいさい)」で話数カウントは「第○χ(-カイ)」となっている。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で 2011年22号から50号まで「超能力者斉木楠雄のΨ難」の題名で、7回の不定期掲載を経て、2012年24号から2018年13号まで連載された。超能力者の高校生・斉木楠雄を主人公とするギャグ漫画。

単行本7巻の初版は15万部。単行本のシリーズ累計発行部数は600万部を突破している。

超能力者の高校生・斉木楠雄を主人公とするギャグ漫画。
「Ψ」とは、超能力を表すギリシア文字で、本作のサブタイトルや単行本のタイトルにも使われている(「超能力者のΨ難」など)。なお、本作において「Ψ」は英語の発音に倣って「サイ」と読まれているが、一般に日本語では「プサイ」「プシー」などと表記される。

登場人物

  • 担当声優はテレビアニメ / VOMIC。演は実写映画のキャスト。
  • 以下、特に明記がなされない場合、「読切版」は『週刊少年ジャンプ』に掲載された『超能力者 斉木楠雄のΨ難』を指す。
  • 登場人物の誕生日は基本的に初登場回の『週刊少年ジャンプ』公式発売日である。
  • 一部登場人物の名前は各超能力の名称が由来。

PK学園高校

斉木達が通う学校。年度は進んでも進級しない。毎年夏休み明けには2年生に転入生がやってくる。140χで3年生が卒業する描写があるが、その後も斉木たちは進級せず、別に3年生が登場する。Ψ終χでは斉木たちが3年生に進級する。

2年巛(3)組

斉木達が在籍するクラス。個性的な生徒が多く集まる。作中では最も登場が多い。生徒数は55χ時点で36人だが202χ時点では32人。

斉木 楠雄(さいき くすお)
 – 神谷浩史田中あいみ(幼少時代) / 浅沼晋太郎、田中あいみ(幼少時代) – 山﨑賢人誕生日:8月16日/身長:167cm(可変可能)/体重:52kg(可変可能)/血液型:不明。本作の主人公。狂言回しでありツッコミ役でもある。PK学園2年巛組の男子生徒で出席番号7番。斉木家の次男。オカルト部所属(部長)。ピンクの頭髪と頭部に取り付けた2本のアンテナ状の装置が特徴で、緑色レンズの眼鏡をかける。両利き。母の久留美からは「くーちゃん」と呼ばれる。「やれやれ」が口癖。
胎児の頃から超能力を持ち、本人曰く全ての超能力を発揮すれば、3日足らずで人類を滅ぼせる。また、高校のテストなら超能力を使わず全9教科で満点を取る頭脳を持つ。しかし、超能力の万能さゆえ努力できなかった事をもどかしく思い、自身を「生まれつき全てを奪われた人間」と称する。幼少期の経験から、目立つことを避け、超能力者である事を隠している。特徴的な容姿もマインドコントロールを用い、世界中に対し「これらは平凡なものである」と思わせている。オーラは圧倒的で、斉木がいると相卜も他人のオーラを認識できなくなる。
クールかつ冷徹だが、根は健気で心優しい性格。捻くれた部分もあり素直になれない時がある。困っている人を見かけると超能力を使って密かに助ける。また、他人に借りを作ることを嫌うため、頼りない両親や同級生達には度々手を焼かされる。基本的に発言する描写は省かれる。また、積極的に人との関わろうとしないが、学校内外で燃堂・海藤等と適度な関係を持つようになる。
物語当初は無表情で大人びた描写が多いが、マンガやゲームに感激したりする等、豊かな表情で描かれる場面が増える。スイーツには目がなく、特にコーヒーゼリーが好き。創作物を好み、そのネタバレを嫌う。テレパシーで思考が読めないため燃堂とがかなり苦手。無神論者で鳥束と出会うまでは、霊界や幽霊の存在を信じていなかった。
第112χでバイクの免許を取得。連載当初に作中で斉木が超能力者であることを知っているのは両親のみだが、物語が進むにつれて複数の人物が知る事となる。最終回で相卜と火山噴火を阻止した後、空助の発明品で自身の超能力を封じ、3年生に進級する。しかし完結編では超能力が復活し、世界を救うため再び超能力者であることを受け入れる。名前の由来は「サイキックス」。

斉木 楠子(さいき くすこ)
声 – 戸松遥 超能力によって女体化した斉木。髪の色は薄いピンク。この姿になった時は制御装置が消えている。容姿端麗で高橋達が一目惚れするほどの美少女。偶然遭遇した照橋・夢原らには「楠子」ではまずいと考え「栗子(くりこ)」と名乗り、後のアクシデントにより彼女達には楠雄の妹と誤認される。サイ超能力によって猫になった斉木。慣れていない身体のため超能力の制御が困難になる。制御装置は首輪として付けている。

燃堂 力(ねんどう りき)
声 – 小野大輔 / 三宅健太演 – 新井浩文 誕生日:5月9日/身長:191cm(くらい)/体重:79kg(だった)/血液型:O型。男子生徒。何も考えていないため、斉木もテレパシーで思考を読めない唯一の人物。斉木を「相棒」と呼ぶ。金髪のモヒカンと両側に剃り込みがある丸刈りを合わせたような髪型。左目に傷があり、ケツ顎と強面のルックスで長身かつ筋肉質。服装には気を使い、毎回シャツの柄が異なる。「お?」が口癖。異常に高い身体能力や怪力を持ち、母親の不在が多いため料理・家事は得意だが学力は極めて低い。本人は無自覚だが危険なほど音痴で、海藤に「死神の声」と称される。外見の印象が悪く、同級生の大半は距離を置いている が、実際は義理人情に厚い性格。斉木達と関わることが多い。
幼少期に小力というハムスターを飼っており、その経験から迷子のハムスター(小力2号)を引き取る。最終回では斉木が海藤達に超能力を使っていた一部始終を目撃され問い詰められた際は深く追求せずに周囲を諭し、斉木が話したくなるまで待つと快く宣言した。完結編では照橋のファンである二人組からの悪質な嫌がらせで本棚の下敷きになりかけた斉木を身を挺して助けた。名前の由来は「念動力(ねんどうりょく)」。

海藤 瞬(かいどう しゅん)
声 – 島﨑信長 / 江口拓也演 – 吉沢亮 誕生日:不明(10月3日)/身長:159cm/体重:45kg/血液型:謎(AB型)。「漆黒の翼」というキャラを演じる、「中二病」の男子生徒。オカルト部所属。水色の髪に小柄で華奢な体格が特徴で、腕にはファッションで包帯を巻く(本人曰く力を封印している)。高校デビューを模索した結果、中二病になった[注 17]。素は純粋で引っ込み思案な性格。騙されやすく、斉木に何度も助けられる。容姿が良く優しい心を持っているため異性に好かれやすく、修学旅行以降は夢原から思いを寄せられる。教育ママである母親の影響で塾に通い、学力は高く期末テストでは181人中51位。一方で運動音痴、方向音痴、不器用、画力が低いなど欠点も多い。ジャンプやコニャックを好む。『魔眼探偵ジョーカー』主演の六神通のファン。守護霊はチワワ動物霊で、小説2巻によると斉木に懐いている。名前の由来は「瞬間移動」。漆黒の翼(しっこくのつばさ)海藤が演じる人物。悪の組織『ダークリユニオン』と戦っており、『海藤瞬』は敵の目を欺くための仮の姿という設定。ダークリユニオンの元構成員とされることが多い。

灰呂 杵志(ハイロ キネシ) 
声 – 日野聡 演 – 笠原秀幸 誕生日:6月18日/身長:171cm/体重:58kg/血液型:AB型。2年巛組の学級委員長を務める男子生徒。テニス部部長。柔道有段者。何事も熱心に取り組む熱血漢で文武両道の優秀な生徒だが、料理は苦手。期末テストでの順位は181人中6位と成績はかなり高い。驚異的な身体能力を持つ燃堂をライバル視するが、彼はあまり意に介さない。照橋に対し「おっふ」しない数少ない男性の一人。誰に対しても親切かつ厳しく接し、人望もあるため名実ともに巛組のリーダーとして周囲を盛り上げる。お節介な性格で斉木からは煙たがられるが、一方で彼の人柄の良さには一目置く。「never give up(ネバギバ)」 を信条とし、理不尽な状況にも非効率的な根性論で立ち向かう(ただし、燃堂の学力や海藤の体力など、どうにもならないと判断したことへの諦めは早い)。名前の由来は「パイロキネシス」。

橋 心美(てるはし ここみ)
声 – 茅野愛衣 / 阿澄佳奈 演 – 橋本環奈 誕生日:8月6日/身長:164cm/体重:?kg/血液型:A型。本作のヒロイン。長髪の黒髪(アニメ版では青色の髪)を持つ容姿端麗なPK学園のマドンナである女子生徒。他校にも知れ渡る美貌と強運の持ち主。その美しさから男性(稀に女性も)は「おっふ」という奇声を上げ、店ではVIP級のサービスを受けるが、愛妻家の國春や博愛主義者の灰呂、他人に興味がない空助などは特別扱いしない。また、自分の美貌が通じない子供を苦手とする。

卜 命(あいうら みこと)
声 – 喜多村英梨誕生日:9月7日/身長:166cm/体重:不明/血液型:B型。ギャルの女子生徒。162χで転入してきた転校生。

明智 透真(あけち とうま)
声 – 梶裕貴藤原夏海(小学生)おかっぱ頭の男子生徒。210χで転入してきた転校生。斉木の元幼馴染み。小学2年まで斉木と同じ小学校に通っていた。明智は母親の旧姓で、両親の離婚までの名字は「明日視(あすみ)」。そのため斉木は当初彼の事を思い出せない。物凄い量の台詞を喋る上、頭の回転が異常に早く、考えている内容と別のことを話せるため、斉木のテレパシーも通じにくい。鋭い観察眼・洞察力・推理力を持ち、ほんの些細な言動から相手の過去や秘密を言い当てる。小学生の頃、斉木にいじめから助けられて以来、彼を超能力者だと疑っていた。明智に追及された斉木は、タイムリープを用いて過去の改変を試みるも失敗し、仕方なく彼に真相を明かす。明智は当時のお礼が言いたかっただけで、周りには話さないと語る。後に、鳥束と相卜に見込まれ、サイキッカーズへ迎え入れられるが、特にサイキッカーズとして活動することはない。守護霊は推理力・洞察力に優れた探偵で、オーラは数字。名前の由来は「透明」。

鳥束 零太(とりつか れいた)
声 – 花江夏樹 誕生日:9月10日/身長:177cm/体重:61kg/血液型:B型。霊能力者の男子生徒。オカルト部部長。端正な顔立ちと紫色の髪が特徴で、頭に白い布を巻いている。語尾に「〜ッス」を付ける。
幽霊から斉木の存在を知り、彼に弟子入りを志願するが断られる。その後、家庭の事情で斉木が通うPK学園に転校する。転校当初は女子の守護霊を言い当てて人気者となるが、スケベな性格から女子に嫌われるようになる。好きな相手は夢原と同じ様にしばしば変わる。基本的にはモテないが、霊を憑依させればその限りでない。特殊な相手には好意を寄せられることもある。その軟派で欲望に正直すぎる性格から斉木に「澄んだ目をしたクズ」として嫌われる。一方で、霊能力のために幽霊と人間の区別がつかなかったり、彼の守護霊が燃堂父であることなどについては、同じ異能者として同情する。勉強は苦手で幽霊に頼ろうとしているため、期末テストの順位は181人中174位と学力はかなり低い。
斉木のことを当初「師匠」、転校以降は「斉木さん」と呼ぶ。また、斉木・相卜とともに異能者のグループ「PK学園サイキッカーズ」を(勝手に)構成する。初恋の相手はミヨちゃん(幽霊)。名前の由来は「取り憑かれた」。

佐藤 広(さとう ひろし)
声 – 小野賢章 誕生日1月25日/身長:169.9cm/体重61kg「普通」の男子生徒。野球部所属。学力・身長・体重・思考・家族構成などあらゆる面で、連載当時の日本における男子高校生の「普通」を体現し、周囲の環境にも影響を与える。普通に憧れる斉木が強い関心と憧れを持つ。しかし、本人は無個性な自分に劣等感を持ち、バンドや洋楽等に興味を惹かれている。鈴宮の不幸を無効化させる力があることが発覚し、後に鈴宮に密かに好意を寄せる。準レギュラーでありながら、斉木と直接の関わりがない数少ない人物の一人である。サラリーマンの父と専業主婦の母、スイミングスクールに通う弟がいる。