ランウェイで笑って』(ランウェイでわらって)は、猪ノ谷言葉(いのや ことば)による日本少年漫画ファッションを題材としており、ファッションデザイナーを志望する少年と、低身長ながらもトップモデルを目指す少女の姿を描く[1]

本作は作者の連載デビュー作であり[2]、『週刊少年マガジン』(講談社)において、2017年5月31日発売の26号から連載されている[3]メディアミックスも行われており、2020年1月から3月まで本作を原作としたテレビアニメが放送された。

2021年1月時点で累計発行部数は300万部を突破している[4]

都村 育人(つむら いくと)声 – 花江夏樹[5]村井美里(幼い育人)、篠原侑(幼少期)
本作の主人公を務める、ファッションデザイナー志望の少年。母子家庭の長男で[6]、ほのか(声 – 石川由依)・葵(声 – 山村響)・いち花(声 – 赤尾ひかる)という3人の妹がいる。服作りが好きで[7]、幼いころから家族をはじめとした周囲の人間のために服を作っていた。才能もあり[8]、特にパタンナーとして非凡な資質を有している[9]。他方で生家は貧しく[7]、母親の百合子(声 – 桑島法子)は入院しており、作中ではしばしば金銭面で苦境に立たされており、それが理由でファッションデザイナーを諦めかけることもしばしばある[10]。高校3年生の春に千雪と知り合ったことがきっかけでファッションブランド「HAZIME YANAGIDA」の一員となり、デザイナーへの道を歩き始める。高校卒業後はファッションブランド「Aphro I dite」に就職し、figureのパタンナーを経てnoviceのチーフデザイナーに就任する。

藤戸 千雪(ふじと ちゆき)声 – 花守ゆみり[5][注釈 1]
本作のヒロイン[12]。モデル事務所「ミルネージュ」の社長・藤戸研二(声 – 井上和彦)の娘で、「ミルネージュのモデルとしてパリ・コレクションに出演する」という夢を抱いている。ルックスとスタイルは良いが、身長は158センチメートルとファッションモデルとしては小柄である[13]。身長の低さが影響して仕事面では不遇な目に遭うこともしばしばだが、他方でウォーキングについては作中人物から高く評価されている。また、負けん気が強い上に諦めも悪く、その在り方は育人をはじめとした周囲の人間にも影響を与えている[6]

長谷川 心(はせがわ こころ)声 – 茅野愛衣[14]
服飾芸華大学の女子大生。東京コレクション終了後にHAZIME YANAGIDAに加わったスタッフの1人。身長が181センチメートルあり、高校時代にスカウトを受けてモデル活動を始める。周りからはモデルとしての才能を高く評価されているが、本人はモデルの仕事を好きになれず、そんな折に遠の祖母と出会ったことがきっかけでデザイナーを志し、服飾芸華大学に入学した経緯を持つ。その後、1年次の秋に開催された大学のファッションショーでグランプリを獲得したのを機にモデルを辞め、パリへの留学を経て現在は遠の下で働いている。育人より年上だが、HAZIME YANAGIDAで先に働いていた育人のことを「先輩」と呼んで慕っており、後に彼に恋していることを自覚する。

綾野 遠(あやの とお)声 – 木村良平[15]
服飾芸華大学の歴史上、随一の腕を持つデザイナー。Aphro I diteの社長・綾野麻衣(声 – 浅野まゆみ)の孫で、自身も在学中からAphro I diteで働いていたが、育人がAphro I diteに就職した後、独立する。東京コレクション終了後に育人と知り合い、彼に興味を抱いて一時的にHAZIME YANAGIDAに加わる。育人のことはパタンナーとして高く評価しているが、その反面、「デザイナーとしての育人」に対する評価は低い。

柳田 一(やなぎだ はじめ)声 – 諏訪部順一[16]
ァッションブランド「HAZIME YANAGIDA」を主宰するデザイナーで、育人の師匠的存在。デザインの腕は確かだが、その反面、自分で服を縫うことはできない「デザイン専門」のデザイナーである[12]。大学では当初建築について学んでいたが、あるファッションショーのランウェイを設計した際、トラブルからファッションのデザインも受け負うことになり、それがきっかけでデザイナーを志した過去を持つ。また、独立前はミルネージュのデザイナーとして働いており、その関係で藤戸親子とも面識がある。ミルネージュから独立後、東京コレクションで成功を収めるが、その後は知名度不足から苦戦を強いられる。この問題を解決するため、Aphro I diteのデザイナーへの一時的な転身を決意し、figureのチーフデザイナーに就任する。

成岡 雫(なるおか しずく)声 – 折笠富美子
モデル事務所「ミルネージュ」のマネージャー。