『学園ベビーシッターズ』(がくえんベビーシッターズ)は、時計野はりによる日本の漫画作品。『LaLa』(白泉社)にて2009年11月号から連載中。
あらすじ
鹿島竜一、虎太郎兄弟は両親を飛行機事故で亡くした。2人を引き取ったのは同じ事故で息子夫婦を亡くした森ノ宮学園・理事長。竜一が成人するまでの間面倒を見てもらう代わりにベビーシッターをすることになる。働く女性教員のために作られた保育ルームだったが人手が足りず、竜一はそれを補うために作られたベビーシッター部の部員第一号となる。

鹿島 竜一(かしま りゅういち)声 – 西山宏太朗(アニメ)[2] / 梶裕貴(ドラマCD)血液型 – O型主人公。両親が奔放で家を留守にすることが多く、赤ん坊の頃から弟の虎太郎の面倒をみていたため子供の扱いが巧い。健気でしっかりものだが、過去に航空機事故により両親が他界してからは辛いことを一人で背負い込んでしまう傾向がある。そのため、虎太郎がいなくなることで本当に孤独になることを恐れることや亡き両親を想い涙を流すこともある。ややお人好しなところもあり、恋愛関係には奥手。一人称は「俺」。
鹿島 虎太郎(かしま こたろう)声 – 古木のぞみ(アニメ)[2] / 高本めぐみ(ドラマCD)血液型 – O型竜一の弟。兄の竜一が好きで、最初に書けるようになった字も彼の名前であった。普段は非常にマイペースであり、表情の変化も少なく、他の子供達よりも言動がゆっくり。兄と同様に辛いことを溜め込むところがあり、森ノ宮理事長に引き取られる前は感情を出すことが少なかったものの、徐々に表情豊かになっていく。一人称は「こた」。
森ノ宮 羊子(もりのみや ようこ)声 – 宮寺智子[3]森ノ宮学園の理事長。息子夫婦を鹿島兄弟の両親と同じ飛行機事故で亡くした。ストイックであり無駄とお金に厳しく、「世の中すべてギブアンドテイク、働かざる者食うべからず」の条件で、竜一に授業時間を除いたすべての時間をベビーシッターとして働いてもらう代わりに、竜一が成人するまで鹿島兄弟の後見人を引き受けた。素天邪鬼な性格のためやや厳格に見えるものの、実際は愛情深い心の持ち主。鹿島兄弟を預かる期間を設けたのも、自分のことがいつか二人の負担にならないようにするためであった。そのため、鹿島兄弟や犀川、幼少期の友人たちまで多くの人々から慕われている。一人称は「私」。
犀川 恵吾(さいかわ けいご)声 – 小野大輔[3]理事長秘書。料理や裁縫など家事が万能。生真面目な性格。また、本人発言から育ちの良い家柄出身だと思われる。表情こそ少ないものの心優しい性格で冗談を言うユーモアもある。誰に対しても常に敬語で話し、相手に対しては様付けで呼ぶ。酔うとマネキンのように硬直してしまう。一人称は「私」。
兎田 義仁(うさいだ よしひと)声 – 前野智昭[3]血液型 – A型森ノ宮学園の卒業生の一人で、保育ルームの職員。よく寝ていることが多い。普段は職務中でありながら、居眠りしたり、マイペースな言動で竜一を振り回すこともあるが、時に大人として、先輩として竜一にアドバイスしたり、虎太郎の気持ちをさり気なく汲み取り、竜一に伝えるなど、面倒見の良さや思いやりを見せることも多く、竜一や保育ルームの子供達からも慕われている。高校生時代は金持ちのエリート志向な父に反感を持ちながらも反抗するのが面倒だったので適当にうまくやっていたが、会社の倒産などで転落した父から「俺はこれから一からやり直そうと思う。お前も好きなように生きていきなさい」と言われ、どうやっていけばよいかわからないまま無気力に生きてきた。しかし、「昔から人の面倒を見るのが好きだっただろう」と恩師である森ノ宮理事長の息子にスカウトされ、ベビーシッターとして働くこととなった。両親は現在田舎で農家を営んでいる。ギクシャクしていた父との仲も前よりは良好。一人称は「俺」。
保育ルームの幼児たち[編集]
狼谷 鷹(かみたに たか)声 – 三瓶由布子[2]血液型 – O型隼の弟。腕白で泣き虫。やんちゃの代償として隼から拳骨制裁を受けることも多いが、それでも兄を慕っている。一人称は「俺」もしくは「おで」で語尾に「だじょ」を付けることもある。
狸塚 拓馬(まみづか たくま)声 – 齋藤彩夏[3]血液型 – O型狸塚家の双子の兄。母親に似て陽気な性格でいつもにこにこ。いつも数馬と一緒にいる。隼に懐いており、彼の真似をすることもしばしば。一人称は「俺」もしくは「拓馬」。
狸塚 数馬(まみづか かずま)声 – 種﨑敦美[3]血液型 – O型狸塚家の双子の弟。父親に似て気弱な性格でいつもうるうる。泣き虫。いつも拓馬と一緒にいる。一人称は「俺」もしくは「数馬」。
熊塚 奇凛(くまつか きりん)声 – 小原好美(アニメ)[3] / 竹達彩奈(ドラマCD)血液型 – A型ちょっぴりおませなところがある。母の弥生が仕事で忙しいために寂しい思いをすることも多い。女性語や敬語で話す癖がある。一人称は主に「奇凛」。
猿渡 美鳥(さわたり みどり)声 – 本渡楓[3]保育ルームの最年少。おむつが取れない年。兎田に懐いている。また、生まれたてだからかどうかは不明だが他の子とは異なり言葉は話せない。
幼児たちの家族[編集]
狼谷 隼(かみたに はやと)声 – 梅原裕一郎[2]血液型 – B型竜一のクラスメイトで、鷹の兄。無愛想かつ物言いがドストレート、躾としてすぐ拳骨が出るなど容赦の無いところがあるが、家族や友人への情は厚い。何かと他の子供達に頼られがちな竜一を気遣うことも多く、虎太郎の気持ちを代弁したこともあった。虎太郎に勧誘(?)され、野球部と兼部でベビーシッター部の部員二号になった。運動全般が得意で、女子からの人気も高いが、恋愛には一切興味がない様子。また甘いものが苦手。一人称は「俺」。
狼谷 静(かみたに しずか)声 – 三瓶由布子隼と鷹の母。中等部の理科教師。隼に似て気が強く、口よりも手が先に出る。元夫の蛇原は高校時代の恩師だった。一人称は「私」。
蛇原 泰造(へびはら たいぞう)隼と鷹の父。高等部の化学教師。隼や兎田から「ねちっこい」「意地悪」と言われるほど厳格な性格で、出席の際声が聞こえなかっただけで反省文を書かせるほど。「む」が口癖で大の甘党である。静とは鷹が生まれてすぐに離婚したため、鷹は彼が父であることを知らない。校内では息子たちに他人行儀で振る舞っているものの、こっそり隼の試合の応援に行ったり、毎年クリスマスに匿名で鷹にプレゼントを贈ったりするなど、陰では父親として何かと気にかけている。
狸塚 海(まみづか うみ)声 – 齋藤彩夏拓馬と数馬の母。体育教師で、新体操部の顧問。旧姓は「桃賀」。夫の恒介と同じく、森ノ宮学園の卒業生の一人。拓馬と同様にいつもにこにこしており、明るくてとても優しい性格。一人称は「私」。
狸塚 恒介(まみづか こうすけ)声 – 日野聡拓馬と数馬の父。現在注目されている俳優。妻の海と同じく、森ノ宮学園の卒業生の一人で、数馬と同様に気が弱く泣き虫だが、かつて学生時代に桃賀(現・狸塚)海に好意を抱きその性格を克服しようと試みたものの、失敗が続いていた。その最中、同級生の狐久保に俳優の道を目指してみないかと勧められ現在に至る。学生時代は剣道部だったが、弱かった。俳優として自身が演じた役柄に息子たちが大きく影響されてしまうのが最大の悩み。また女性からの人気が高いため、息子たちの送り迎えの際はマスクとサングラスに帽子まで被って来るため、隼から不審者呼ばわりされている。一人称は「僕」。
熊塚 弥生(くまつか やよい)声 – 種﨑敦美奇凛の母。演劇部顧問。ミステリアスな印象とは裏腹に部活では体育会的なノリの熱血指導を行っている。親バカでとても娘に甘く、娘をつい甘やかし過ぎてしまう。一人称は「私」。
熊塚 悟(くまつか さとる)声 – 村田太志奇凛の父。職業はカメラマンで、関西弁でしゃべる。妻と娘にはベタ惚れで、特に奇凛には過保護すぎるところも。一人称は「俺」。
猿渡 ゆかり(さわたり ゆかり)声 – 鎌倉有那美鳥の母。高等部の事務室勤務。おっとりとした性格で、家を空けることの多い豊の仕事にも理解を持っている。一人称は「私」。
猿渡 豊(さわたり ゆたか)声 – 藤沼建人美鳥の父。大学の考古学者で、発掘でトルコなどに出張することもしばしば。他の父親に比べてやや年配に見えるため年寄り扱いされたり、犬井から山男呼ばわりされることもある。また、自分でも気にしている。