禁酒法下のアメリカを舞台に繰り広げられるマフィアの抗争を背景に、家族の復讐を図る青年の足取りが描かれたアニメ作品。実力派声優揃いで、映像はハリウッド映画のカメラワークのよう。細かい背景や人物設定の描写はリアリティ満点。鬼気迫る展開に目が離せない。
公式サイト:http://91days.family/



『91Days』は、朱夏制作による日本のテレビアニメ。2016年7月より9月までMBSほかアニメイズムB1枠にて放送された。
原作: Vanetti Family 話数: 全13話 音楽: 海田庄吾製作: 朱夏キャラクターデザイン: 岸友洋
禁酒法時代を舞台に、家族を殺害された主人公が復讐に至る91日間を描いた、完全オリジナルテレビアニメ[2][3]。2016年3月23日に制作発表、第一弾PVが公開された[1]。プロデューサーの飯塚寿雄によれば、当初は全く違う企画を朱夏、鏑木ひろ監督で進めていたがそれが流れてしまったため、シリーズ構成の岸本卓を加え新たに1920年代のマフィアものの企画を立てたとのこと。また舞台を1920年代にしたのは、現代のマフィアでは麻薬犯罪を描かねばならず、視聴者の共感を得られにくいため、禁酒法下で酒を扱う時代設定にしたという[4]。同じ時代を舞台にしたアニメ『バッカーノ!』とは違い、リアルな物語を目指し[5]、『ゴッドファーザー』『ワンスアポンアタイム』『ブレイキングバッド』などを参考にしている[6]。またキャスティングでは『ゴッドファーザー』でアル・パチーノを吹き替えている山路和弘をヴィンセント役に起用した[7]。
ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/91Days
キャスト
アヴィリオ・ブルーノ / アンジェロ・ラグーザ 声 – 近藤隆、朝井彩加(幼少期)
本名はアンジェロ・ラグーザ。人付き合いの悪い陰鬱な青年だが、何事にも動じない精神力をもった冷徹な性格。旧知であるコルテオとは親しい。スリの名人でナイフや銃の扱いにも慣れている。7年前、後にヴァネッティ・ファミリーを率いるヴィンセント、ネロ、ヴァンノに両親と弟を殺され、街から姿を消したが、犯人の名が書かれた手紙を受け取り復讐を決意。コルテオの作る密造酒を手土産にヴァネッティ・ファミリーに入り込み、まず、ヴァンノを殺害。その後、ネロの側近の地位を確保しつつ、謀略を駆使して、ネロの親族や側近を排除していく。
ネロ・ヴァネッティ 声 – 江口拓也、青木瑠璃子(年少期)
ヴィンセント・ヴァネッティの息子。陽気で気さくな性格だが、ファミリーの名誉を重んじ、荒っぽい手段も辞さない。アヴィリオの復讐対象の一人。14歳でヴィンセントやヴァンノとともにアヴィリオの家を襲撃し、逃げる幼いアヴィリオに銃を向けたものの、殺せなかったことが心残りになっていた。
トロンコやヴァンノの仇を討つため、ファンゴやセルペンテと抗争を始めたことがドン・オルコの逆鱗に触れ、粛清の対象となる。その後、フラテを反逆者に仕立てるというアヴィリオの謀略に半ば乗せられる形でヴァネッティ・ファミリーに返り咲くが、多くの家族と部下を失ってしまう。ファンゴの死によってライバルであったファンゴ・ファミリーが自壊した後、ヴィンセントからドンの地位を譲られる。アヴィリオをかつて撃ちそこねた少年アンジェロであると知らないまま、彼に強い信頼を寄せて重用していた。ファミリー崩壊後にも、彼を殺そうとせず、暫し海までの旅路を共にした。
コルテオ 声 – 斉藤壮馬、東城日沙子(幼少期)
アヴィリオの幼馴染で親友。アヴィリオがローレスに戻ったころは、密造酒の製造で生計を立てていた。金を貯めて学校に行くのが夢。マフィアと関わるのを嫌っており、アヴィリオが復讐のためヴァネッティ・ファミリーに近づいたのを心配している。追い詰められたことでファンゴを衝動的に殺害して逃亡。結果としてヴァネッティ・ファミリーに捕縛され尋問を受けるがガンゾの手引きによってローレスから逃亡。以後はアヴィリオの元のアパートに隠れ住むが、ガンゾから彼の危機を聞いてローレスに舞い戻り、アヴィリオの無実の証明のために、彼に自分を撃たせて生涯を終えた。
ヴァンノ・クレメンテ 声 – 小野大輔、美々(年少期)
ネロの部下で親友。仲間思いだが熱くなりやすいタイプ。トロンコの仇を討つため、セルペンテを射殺したが、その直後にアヴィリオに射殺された。
フラテ・ヴァネッティ 声 – 西山宏太朗、M・A・O(年少期)
ネロの弟。兄弟の情より組織の存続を優先させ、ネロの粛清を約束することでオルコ・ファミリーと和解する。この功績によりドン・ガラッシアからヴィンセントの後継者に指名される。しかし、オルコと会談した際には終始おどおどしており、ファミリーを率いるプレッシャーに耐えられずロナルドから渡された薬に依存し、ネロとの抗争の際には屋敷に閉じこもり、あげくの果てにドン・ガラッシアに保護を求めようとするなど、ファミリーのドンの器ではなく、事実上、ロナルドの操り人形と化していた。
ロナルド 声 – 中村悠一
シカゴを牛耳るドン・ガラッシアの甥。ネロの妹、フィオと結婚する。ヴァネッティ・ファミリーの一員となるが、ドン・ガラッシアの意向を優先させ、ヴァネッティとオルコの両ファミリーに対しては対立を禁じ、共存するよう命じていた。また、ドン・ガラッシアの意向と称して、ヴァネッティ・ファミリーの運営に介入していた。ネロを始末し、フラテを傀儡にして、ヴァネッティ・ファミリーを完全にガラッシア・ファミリーの傘下にしようと画策していた矢先、妻のフィオに射殺された。
バルベロ 声 – 櫻井孝宏
ネロの部下で参謀役。冷静な性格だが、ネロへの忠誠心は強い。ネロがドンに就任する直前、ネロからヴィンセントに幹部として推薦され、ネロのドン就任と共に正式に幹部となる。アヴィリオがデルトロを殺害しているところを目にしてアヴィリオを捕え、対応を協議するため、ガンゾを呼ぶが、ガンゾはストレーガと通じており、ガンゾに射殺された。
ティグレ 声 – 浜田賢二 ネロの部下。酒場の駐車場でファンゴに痛めつけられる。ネロへの忠誠心は高く、自身が被弾することも厭わず、ネロに危険が迫っていることを伝えた。
ヴォルペ 声 – 鈴木達央 ネロの部下。ネロへの忠誠心は厚く、ネロの粛清が決まった後もネロに付き従った。アヴィリオにその忠誠心を利用され、ロナルド襲撃の鉄砲玉として利用されたあげく、射殺された。
トロンコ 声 – 古川慎 ネロの部下。元タクシー運転手の青年。酒の密輸中オルコ・ファミリーに襲撃されセルペンテに殺害される。
ヴィンセント・ヴァネッティ 声 – 山路和弘
ヴァネッティ・ファミリーのドンであり、ネロ、フィオ、フラテの父親。アヴィリオの復讐対象の一人。病気のため外出を制限されており、フィオの結婚式にも顔を出さなかった。自分亡きあとのファミリーの行く末を案じている。ガラッシア・ファミリーのロナルドとフィオを結婚させることで、ガラッシア・ファミリーの庇護を得ようとしたが、そのことがネロとフラテの抗争を招いてしまったことを自己批判し、ネロにドンの座を譲る。かつて別組織の幹部だったが抗争でドンを殺し、組織の帳簿を管理していたアヴィリオの父・テスタをも殺害し自らがドンとなった。テスタとは親友で、ガラッシア・ファミリーから組織を守るためとはいえ、親友を手にかけたことを死の直前まで後悔していた。オペラ劇場のこけら落としの日に、目の前でガラッシアを殺されるが、病気で体が衰弱していたため、なすすべがなく、ガラッシア殺害の報復として、自分のファミリーがせん滅されるのを止めることが出来なかった。駆け付けたネロの腕に抱かれながら「すべてがむだごと」とつぶやいて息絶える。
ファンゴ 声 – 津田健次郎 オルコ・ファミリーの幹部。金髪・長髪でカウボーイのような派手な服装をしている。精神が不安定で、ささいなことで激昂したり、機嫌が良くなったりする。
ガラッシア 声 – 大塚芳忠 シカゴを牛耳るビッグ・ファミリーであるガラッシア・ファミリーのドン。
ストレーガ 声 – 木村昴 ガラッシアの甥で、ロナルドのいとこ。ロナルドの葬儀にはガラッシア・ファミリーを代表して参加した。
スタッフ
- 原作 – Vanetti Family
- 監督 – 鏑木ひろ
- シリーズ構成 – 岸本卓
- キャラクターデザイン・総作画監督 – 岸友洋
- セットデザイン – 青木智由紀
- 美術監督 – 小倉宏昌
- 美術設定 – 藤瀬智康(第7話 – )
- 色彩設計 – 歌川律子
- 撮影監督 – 田村仁、小畑芳樹
- CGプロデューサー – 児玉徹郎
- 編集 – 今井大介
- 音響監督 – 本山哲
- 音楽 – 海田庄吾
- 音楽制作 – 松竹音楽出版
- 音楽プロデューサー – 高石真美
- プロデューサー – 飯塚寿雄、前田俊博
- アニメーションプロデューサー – 佐藤由美
- アニメーション制作 – 朱夏
- 製作 – 91Days製作委員会、MBS
